あんぽんたんblog

忘れたくないことはいつか忘れてしまうのでメモしてから安心して忘れる。

Fela Kuti / Zombie

Zombie

Zombie

音源化した曲はもうライブで演奏することがないという話を読んでいろいろと思う。今のライブはまず音源ありきで、ライブを繰り返すなかで曲のアレンジを変えて発展させていくことが多いけれど、それとは逆にまずライブで曲を披露して繰り返されるライブのなかで曲を熟成させ、完成をみたと判断したら音源化する。これがフェラに限った話なのかは不勉強で分からない。もしかしたら当時のナイジェリアはライブとの距離感、音源化の難易度がいまと正反対でこの方法が主流だったのかもしれない。でもライブと音源の在り方を考えるとそれが本来あるべき姿のようにも思えてくる。ライブのために音源を聴いて予習するというのもおかしな事している気がしてくる。

DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN / Hey Joe

REPORT FROM IRON MOUNTAIN

REPORT FROM IRON MOUNTAIN

まさか今「Hey Joe」がこんなことになっていただなんて。くっそー、こんなんライブ見たくなるに決まってる。音楽は基本的に気持ちいいものだけれど、それはだいたいストレスとそこからの解放を断続的にあたえることで成り立ってくる。極端なことを言えばポップスのヴァースとコーラスの関係も同じようなものだと思う。いい音楽はストレスに当たる溜めの部分をどう魅せるかに注力しているものが多く、それでこそブレイクの瞬間が至高のものになる。物語でも序盤は動きがなく退屈だけれど、その対比で後半の展開が一気に傑作まで押し上げることがあるように、いかにストレスを上手く扱うか。技術ある人には、分かっていても乗せられてしまうのが悔しい。


dCprG / HEY JOE

NATSUMEN / Newsummerboy

NEVER WEAR OUT yOUR SUMMER XXX!!!

NEVER WEAR OUT yOUR SUMMER XXX!!!

いろんな音楽があるなかで、作っていて満足できる作品が潜在顧客の多い市場とマッチしている人は幸運なんだろうなあと思うときがある。打算的なものはなしで、心の底からやりたい音楽に対して開いた市場があらかじめ用意されていたなら、それだけで大きなアドバンテージになる。ただ最初はこの路線だったのに、だんだんと求める音楽がニッチな方向へ向かうケースもある。現状維持か、バランスをとるか、心のままに変遷するか。この場合、どれを選択してもどこかで捨てなければならないものがある。割り切って変わらない人や変わっていく人がいるなかで、初志と変わらず求める音楽が需要とマッチする人がいたならラッキー以外の言葉が思いつかない。


NATSUMEN - Newsummerboy