あんぽんたんblog

忘れたくないことはいつか忘れてしまうのでメモしてから安心して忘れる。

Burial / Homeless

Untrue [解説付 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC322)

Untrue [解説付 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC322)

  • アーティスト: Burial
  • 出版社/メーカー: HYPERDUB RECORDS / BEAT RECORDS
  • 発売日: 2012/02/11
  • メディア: CD
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風呂場で頭を洗っているとき背後が気になる。普段は意識しないけれども、何の因果か妙に気になるときがある。その日もそうだった。鏡を覗くのも躊躇してしまう。乙女じゃあるまいしと思い切って鏡を覗くもそこには乙女のように上目遣いの自分がうつるだけ。疲れて殺気立ってるんだと湯船につかり、いつものように風呂場を出る。そしてタオルで身体を拭いていたところである異変に気づく。右足の小指が黒い。変色というレベルではなく明らかに黒い。裸眼の視力が壊滅的な自分はしゃがみ込んで顔を寄せてまじまじと確認する。そこに見えたのは小指ではなく、小指に巻き付いたムカデであった。背筋が凍る瞬間というのも一つの感動として云々—(白目)。

Fennesz / Endless Summer

エンドレス・サマー~デラックス・エディション

エンドレス・サマー~デラックス・エディション

エンドレスサマー、終わらない夏。よく使われる表現だけど、ほかの季節に対して使われているのは見たことがない。終わらない冬とか嫌すぎる、という気持ちは置いといて、やっぱりそこには夏でなければならない理由があるのだと思う。不思議なもので夏に起こったことは、大きな出来事はもちろん何でもないひと時の出来事であっても、その後ずっと脳裏にこびりついたりする。それは反芻するたびに特別な感情を引き起こすスイッチとなる。時にはその後の人生を決定づける記憶となることもある。永遠と一瞬は同じであるなんていう人もいるけれど、ある夏の日の記憶にとらわれて生き永らえている人がいたなら、そこに終わらない夏があるのだと思う。


Fennesz - Endless Summer