あんぽんたんblog

忘れたくないことはいつか忘れてしまうのでメモしてから安心して忘れる。

久石譲 / 風のとおり道

そういえば今年の夏は金曜ロードショージブリ枠を観なかった。というかやってたことすら気づかなかった。ジブリ映画では「魔女の宅急便」のなかに流れる雰囲気と音楽が好きなのだけど、あまり最初に挙げる人はいないみたい。まあストーリーが地味と言われればその通りで、でも本来超越した存在である魔女が人並みに悩みながら生活する姿が好きだった。久石譲については特定の雰囲気を醸しだすメロディを作るのがうまい人ってイメージがあって、それ以上でもそれ以下でもないと思っていたのだけど、結局そういうものが褪せずに残るのかもなあとも思う。映画音楽ということを抜きにしても画との親和性は抜群で、どこかエスニックなところが余白を持たせて幅広いワンシーンに重ねられる。起伏を富みながらもBGMとして染まりやすいメロディをながいこと生み続けてくれるってのは個人的にありがたく感じる。


Path of the Wind - Joe Hisaishi & Studio Ghibli

髭(HiGE) / テキーラ!テキーラ!

テキーラ!テキーラ!the BEST(新曲入り2枚組ベストアルバム)

テキーラ!テキーラ!the BEST(新曲入り2枚組ベストアルバム)

バイバイさよならまたいつか。ぜんぶ放り出して無責任にお馬鹿なことをやっている感じが好きだった、髭。あとはどうなってもいいやってやけっぱちになれる時は、だいたい何かに乗せられてしまっていることが多いから注意が必要だけれども、なんだかんだ世の中うまく回るように出来ているもので、時には背負っているものを捨ててしまった方が良いケースもある。その勢いが良い方向に転がることがある。そのことを永いこと忘れてしまっていた。年を重ねるほど慎重になるというか、臆病になるというか。何に乗せられるかは人によって音楽だったり、お酒だったり、誰かの言葉だったりするのだろうけど、自分の意志とは関係のない外部からの無責任な後押しも悪いものじゃないなと最近思うようになった。案外ドツボからあっさり抜け出せたりする。この曲の「誰が神様でもいいさ」と歌いきるところがやけに響く。


HiGE/テキーラ!テキーラ!

ZONE / secret base ~君がくれたもの~

secret base ?君がくれたもの?

secret base ?君がくれたもの?

年に一回くらい学生の頃の夢をみることがある。それも胸が苦しくなるような強烈に甘酸っぱいやつ。それは不意に起こるテロのようなもので、その日一日は半分夢の中から帰ってこれなくなるのがつらい。現状になにか不満があるのか、なんだか申し訳なくなるけれど、それでも二度と体験できないことを思えば「いい夢だった」と言わざるおえない。今後、積み重ねられる経験に押し寄せられてそういう夢をみる機会が減っていくのだとしたら、それは悲しく感じる。写真は心の付箋と言ったのはアホの風花だけど、自分にとって付箋となるのは音楽のほうが大きい。そのときどきに流れていた音楽が知らずに焼き付けたものによく驚かされる。何故かいつも売り切れてたジュース。よく話をした公園のベンチ。こっそり入った屋上の気持ちよさ、とかね。夢とは別にそういうきっかけになるものを残しておいてよかったとしみじみ思う。


ZONE Secret Base 〜君がくれたもの〜(English Subs+Romaji+Kanji)